雑談

帰省したら理不尽な理由で幽霊に襲われそうになったハナシ

こんにちはdanです。

以前ブログで紹介しましたが、この前の年末年始で約2年振りに帰省してきました。

今の状況が状況なので、帰省するのかはガチで迷いましたが、連絡を取っていると家庭の状況が2年前とかなり変わっているようだったので、帰省する事になりました。

で、ウチの実家なんですが両親とも共働きで、毎日遅くまで働いていたり、休みも少ないという事なのでかなり散らかっており、

碌に掃除をしていないこともあるので、ホコリアレルギーの僕としてはかなり住みにくかったんですよね。実家なのに。

そんな実家ですが帰ってみるとあら不思議、ものすごく綺麗になってるではありませんか。

おまけに次女姉が事情があって旦那さんと別居して甥2人を連れてきて住んでいる事もあって、全体的に活気に満ちていてかなり住みやすくなっていました。

dan

別居している理由は、、、まあ、姑問題とだけ。

流石に環境が変わりすぎていたので「家の雰囲気変わったね~」みたいに何気に母親に喋ったら「そうでしょ~家じゅう綺麗にしたんだから」と自慢げに言われました。

確かに綺麗になった、綺麗になったけど気になる部分もあります。

まず、2年前には無かった神棚が実家のリビングの目立つところに設置されていました。

それに僕が実家で寝る部屋として、むかし長女姉が使っていた部屋を使ったんですが、次の日に母親から「変な夢見なかった?」と聞かれたりと色々おかしかったので、改めて掃除した理由を聞いてみると、

去年に幽霊騒ぎがあり、それがきっかけで掃除した事を聞かされました。

その幽霊騒ぎがそれなりに怖く、興味深かった事もあったので、今回はその備忘録として紹介していきます。

dan

第三者として聞いていればそこまで怖くはない・・・はず?

母の夢の中で

ここから先は内容的に信じられないような事も色々話しますが、この手の話ではそういったツッコミは心の内に秘めながら聞くのがマナーなのでよろしくお願いします。

dan

野暮なツッコミは厳禁でヨロ。

ここからは母から聞いた話をそのまま書いていきます。

事の発端は母が見た夢だそうです。

母が母の実家のコタツで昼寝をしていた時にふと目を開けると、窓の外に人影が見えたそうです。

窓からは遠いし日の光の逆光で顔はわかりにくかったそうですが、背丈や雰囲気から中年の女性だというのがわかりました。

その女性は段々と窓に近づいてきましたが、横にいた亡くなった祖母が母に「あんたはそのまま寝てなさい!」と母を寝かしつけたそうです。

母はその通りにして、コタツを深くかぶって寝るようにしましたが、窓が開ける音が聞こえ、その後に足音が聞こえてきます。

さっきの中年の女性が部屋に入ってきたようでした。

母は怖くてそのまま寝ようとしていましたが、その女性が勢いよくコタツの布団を剥がし、母と対面してした瞬間、あまりの恐怖に母が「ギャーッ!」と悲鳴を上げ、母は夢から覚めたそうです。

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隣で寝ていた父もその叫び声で起きたらしいです。

あまりに気持ちが悪い夢で、且つ妙にリアルだったことが気になって母は実家に行きました。

母の実家に住んでいる母の姉(以下叔母)と、一緒に住んでいる母の姉の息子(以下甥)はその手の話は慣れっこで、

昔からよくその手の話を聞いたりしていたので、それを頼りにしたんだと思います。

その話をすると甥は「その手の先生を知ってるから相談してみる」と言いました。

母の実家は現在、祖母の跡を継いで飲み屋を経営しており、毎夜色んなお客さんが来るんですが、

その繋がりで甥が霊能者の人と繋がっていたらしく、その先生に相談してくれるそうでした。

後から聞いた話ではこの霊能者の先生、かなり有名な先生だったようで、昔は沢山の人の相談に乗っていたらしいんですが、とある事件がきっかけでインチキだと大バッシングされ、いまはひっそりと活躍しているそうです。

dan

そんな過去もある為、ここで先生の名前は教えられません。

その数日後、霊能者の先生(以下先生)の話によると、色んなことがわかりました。

まず、母の夢の中で現れた中年の女性ですが、この女性は亡くなった祖母の関係者らしく、祖母をもの凄く憎んでいたようです。

なぜ憎んでいるのかというと、簡単に言えば理不尽な嫉妬でした。

祖母は今の現代の尺度で見れば、僕から見ても大変幸せな人生でした。

大きな家に住み、結婚して子供も孫も生まれネコに囲まれ、実家で営んでいる居酒屋も順調で、亡くなる時は家族総出で見送られました。

半面、母の夢に出てきた女性は結婚はしたようですが、子供に不幸が起きたことをきっかけに数々の不幸が降りかかり、祖母よりも早くに亡くなっていたそうです。

その女性は生きている時、「なぜ自分がこんなにも不幸に見舞われているのに、あいつはあんなにも充実した人生を送っているんだ・・・。」と祖母に対して憎しみを日々募らせていたそうです。

八つ当たりのような憎しみですが、その憎しみは凄まじいようで、祖母が生きていようが亡くなっていようが関係なしに恨みを晴らしたかったようです。

その為、その中年の女性は復讐しようと母の実家を訪れたんですが、母の実家は毎日神棚に手を合わせるほど信心深く、

尚且つ霊能者の先生曰く叔母と甥には神獣が憑いている(守護霊のすごいバージョン)らしく、その力で実家に入るや否や力が著しく弱まり、

ダメ押しに実家で飼っていたネコにも追われてしまい、部屋の隅で小さくなっていたようです。

dan

ネコちゃん強い。

もう少しで自分の力が衰え消えてしまう、そんな時に母が実家を訪ねた時にチャンスとばかりに母に憑りつき、そこから僕の実家へと行き、母の夢に現れたそうです。

もちろん狙いは復讐です。

祖母が亡くなってしまっている為、今度は母を殺して復讐を果たそうとしていたようです。

先生もこれはマズいと思ったのか、急遽、叔母と甥と母を含めた4人で実家に赴くこととなりました。

幽霊のたまり場になった実家

先生を含めた4人は僕の実家へと到着しましたが、先生が開口一番

先生

あんたよくこんなところ住んでるね 。

と言ったそうです。

甥もそれなりに霊感があるようで、先生程ではないですが実家を見てあからさまな嫌悪感を出しました。

先生曰く、件の中年の女性は今は長女が使っていた部屋に潜んでいるらしいのですが、いまはそれだけではなく、

その中年の女性の影響からか、部屋の中に沢山の幽霊が溜まっていると話しました。

中年の女性が住み着くのは分かるけど、なんで他の幽霊もいるの?と思いましたが、先生の話によると、

僕の実家の土地は三角形になっているんですが、三角形の土地というのは本来幽霊の通り道になる事が多いらしく、僕の実家もまさにその幽霊の通り道になっていました。

その通り道となっている場所に強い憎しみを持った存在がいる影響で、幽霊がその場にとどまるようになったとのことでした。

dan

中年の女性が、通り道の栓になったイメージなのかな?

流石にこの状態では先生も入る事ができないらしく、入れるようにする為に先生は母に、毎日部屋の換気とファブリーズを部屋中に満遍なく蒔くように指示したそうです。

ファブリーズは幽霊に効果的らしい?です。ソースはありませんが。

母はそれに従って、長女の部屋の換気とファブリーズを毎日行って、部屋の空気を清潔に保ちました。

先生が実家を訪れて1週間後、最初と比べて嫌な感じが抑えられたようだったので、本格的な除霊が始まります。

除霊といっても、よくTVでやっているような幽霊を憑依させて~みたいなものではなく、やることは部屋中の物を全て捨てるというものです。

先生の話だと、幽霊というのは霊の状態で留まるのではなく、なにかに憑依してその場にとどまる事が多いらしく、今は長女の部屋にあるぬいぐるみやフィギュアに霊が満遍なく乗り移ってしまっているとのことでした。

dan

長女はガチオタなのでその手のグッズが多いのです。

なのでそれら全てをお焚き上げする為に、部屋の中のものを片っ端からゴミ袋に詰め込んでいきます。

母がぬいぐるみやらをゴミ袋に詰めていると、おかしなことに気付きました。

長女の部屋は、長女が実家に帰ってきた時ぐらいしか使わないので、本来はぬいぐるみやフィギュアにはホコリが溜まっているはずなのに、一切ホコリが溜まっていませんでした

その事を先生に話すと、生きた人間にホコリが溜まらないのと同じように、そのぬいぐるみには命が宿っているから、とのことでした。

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気味が悪くなった母は更にぬいぐるみやフィギュアを入れるスピードを速めたそうです(笑)。

流石に3人もいたので(先生はご老体のため見学)掃除はすぐに終わり、ぬいぐるみやフィギュアも全てお焚き上げに持っていき、部屋は姉が使っていたベッドと机を残すだけとなりました。

部屋が綺麗になると先生が最初に感じていた嫌な気が完璧に無くなったらしく、それに加えて、祓い切れなかった幽霊は叔母と甥の神獣が全て食べてしまったようで、実家に潜んでいた中年の女性の脅威は完全に無くなったらしいです。

母はこの一件以来、再度家の中があんなことにならないように、家中を次女と一緒に徹底的に掃除し、神棚を飾り今にいたるという訳でした。

一連の話を聞いた僕は

そんな物騒なところに寝かせるなよ!

と思いましたが、普段は次女の子供達が勉強に使っているようなので、そこの所は心配がないようです。

dan

いや、それにしても2年ぶりに帰って来た息子を寝かせるのは違うよな~って思うんですが、どうなんでしょうか?

中年の女性のその後

そうそう、他にも先生から面白い話を聞いたんでした。

今回祓われてしまった中年の女性ですが、彼女のその後についても教えてもらいました。

本来、死んだ人間が人の夢に出てくることはタブーとされているらしく、中年の女性はそのタブーを破ってしまいました。

それを見逃さなかった神獣はその女性を食べてしまい、タブーを破った罰として、次に生まれ変わる時は虫となるそうです。

この虫というのも、カブトムシのような子供が憧れるようなものではなく、

ゲジゲジやムカデといった、見たら退治したくなるような気持ちが悪い虫に生まれ変わってしまうとのこと。

dan

僕が小学生の頃、よく毛虫やらが大量発生した時期が何度かありましたが、それはもしかしたらそういう事かもしれませんね。

なぜ、長女の部屋にいたのか?

あと、なぜ中年の女性は長女の部屋にいたんでしょうか?

考えられる原因は幾つかありますが、最も有力視されているのが長女の部屋が楽しそうだったから。

さっきも軽く触れましたが、長女は学生の頃は同人誌やフィギュアを買いあさっていたようなガチオタで、

それは長女が結婚して家を出ていくまで続いていました。というか今もか。

部屋を掃除する時、部屋中にフィギュアやぬいぐるみ、漫画や封が切られていないレトルトカレーを見て甥が

なんか葬式のお供え物になりそうなものばっかりだな

と呟いたらしく、母も「確かにそうだな」と納得したらしいです。

ちなみに僕の部屋もオタク部屋になっていたんですが、僕が集めていたのは仮面ライダーやウルトラマンのフィギュアだったり、

漫画本もカイジやクロマティ高校といったような男臭いものが多いのが原因なのか分かりませんが、影響はなかったようです。

それはそれで悲しい。

dan

幽霊にも好みがあるんですかね?それはそれで興味深いですが。

この話を聞いて感じた事

以上が実家に帰った時に僕の母が体験した心霊体験ですがどうですかね?

聞いているだけだとそこまで怖くはないかもしれませんが、件の部屋で三日三晩寝かされた身としては全然いい気持ちがしませんよ。

僕はホラー映画はかなり好きですが、実際に体験したいか?と聞かれたらハッキリとNoと答えます。

今回の人なんて明らかに殺意持ってましたからね。

dan

今夜あたり、僕の夢に現れるかもしれませんし、この記事を書いている背後で睨みつけているかもしれませんね。怖っ。

さて、今回の話を聞いて勘のいい人だったら気付いたかもしれませんね。

そう、今回の話、ただ単純に部屋の掃除をしただけなんですよ。

幽霊の姿なんて母の夢の中でしか現れていませんし、誰かが怪我をした、なんてことも一切起こっていません(これから起こるかもしれんけど)。

そりゃあホコリが一切被っていないぬいぐるみ、みたいに奇怪なものもありましたが、それもなんらかの現象として説明が付きそうですから何ともねぇ・・・。

dan

信じたいけど、決定的な証拠がない的な?

今回の一連の騒動で気になったのは母の行動ですよ。

母、というか叔母や祖母も含めて昔から幽霊に関しては付き合いがあるらしく、今回の件含め、かなり体験しているそうですし、今回の先生以外にも何人か霊能者の人に会ったことがあるらしいです。

だから今回の件もすんなりと信じたわけですね。幽霊を直に見ているわけでは無いのに。

僕が気にしてるのは、今回の件や同じような体験を繰り返していくうちに先生に依存してしまい、変な考えに凝り固まらないで欲しいなって事です。

いまはTwitterやFacebook、YouTube等で自称霊能者を語る変な人が多く、あちこちで「守護霊が~」「陰謀が~」「破滅が~」とのたまわいながら、あらゆる手で年寄りからお金を巻き上げようとしてきます。

今回の先生は母曰く信頼できるらしいのですが、いまにその手の人に引っかかってしまわないか心配で心配で・・・。

この手のトラブルを回避する一番の手は母の近場に話を聞いてくれる理解者を置くことですが、父はその手の話は僕以上に信じておらず、

今回の件も「くだらない」の一言で納めてしまい、碌に話も聞かなかったそうです。

dan

まあ、部屋が綺麗になったのは喜んでましたが。

世間一般で陰謀論にとらわれる人の大多数が『自分の話を聞いてくれる人が近場にいない環境』にあると聞いたことあるので、母もそうならないか心配です。

幸い、今は次女も実家にいますし、僕もちょくちょく話を聞いているのでそういう事が無いとは思いますが、

いつの日か変な事に巻き込まれないように僕も目を光らせておかなければ・・・。

というわけで、この記事を最後まで読んだみなさんも、部屋の掃除をしっかりして幽霊が寄り付かない部屋にして下さいね!家族との会話も忘れずに!

以上でこの記事は終わりです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!