どこかに長距離で移動する場合、予定決めるのって面白いですよね。
ぶっちゃけ旅行に行くよりも予定決めの方が好きっていう人も少なくないと思います。
僕もそんな一人です。
ただ最近だと、
「自分以外の人ってどうやって旅の日程組んでいるんだろう?」
という事に非常に興味を持っています。
まあ、こういうのって他人に尋ねるよりも、まずは自分が公開するのが礼儀だと思うので、
今回は僕が長距離旅行を組む時に何を考えながらルートを組んでいるのかを話していこうと思います。
この記事では一つの例として、この前に行ってきた長野県のおみやげ旅を参考に、
どうやってルートを決めたのか?
道中でなにを気を付けているのか?
について書いていきます。
大まかな目的地の紹介
この時は長野県の有名観光地4つを巡る計画を立てました。
- 善光寺
- 訪大社 下社秋宮
- 松本城
- 高遠城址公園
Googleマップで表すとこんな感じですね。
スタート地点は神奈川県の茅ケ崎駅を想定しています。
最寄駅を決めていく
まず第一に行く予定の目的地の最寄り駅を調べていきます。
善光寺→長野駅
諏訪大社 下社秋宮→下諏訪駅
松本城→松本駅
高遠城址公園→伊那北駅
この時に僕が見ているのは駅から観光地までの距離だけじゃなくて、
- 駅が大きいこと
- 乗り換えが少ないか
を重要視しています。
大きい駅はメリットも大きい
善光寺に近い駅は厳密に言うと長野駅ではなく、善光寺下駅という駅です。
なんでそこに降りる計画にしないかというと、駅はできるだけ大きい方が不意のトラブルに対処しやすいからです。
例えば僕が数年前に行ってきた鳥取県の隼駅という駅があるんですが、ここは駅員さんがいない無人駅なので、なにかトラブルが起きた時に近くに誰も頼れる人がいないんですよね。
もちろんこれは極端な例ですが、規模が小さい駅ほど駅員さんは少なくなります。
ですが規模が大きい駅だとそれだけ駅員さんが多くなりますし、更には人通りが多いので、
なにかトラブルが起きた時にすぐに対応できるようになります。
歩く距離は増えてしまいますが、変なトラブルが起きて対応に遅れてしまえば今後の旅日程に影響が出てくるので、
僕は基本的には大きい駅を基点に動くようにしています。
乗り換えミスを無くすために乗り換えは最小限に
乗り換えが少ないのも地味に大事です。
都会だったらまだいいんですが、郊外になると電車の本数が1時間に1本とかになるので、1つの乗り換えミスが1時間以上の遅れになる事もザラです。
歩く距離にもよりますが、ほんのちょっとの歩く距離の節約の為に乗り換えをミスってしまうと大幅なロスに繋がるので、
乗り換えは少なくした方がストレスは少なくなると思います。
大きい駅はデザインが凝っているのも多いし、おみやげ屋さんや食べ物屋さんが豊富だから待ち時間も飽きないしね。
周遊券や交通系IC区間を把握する
電車で移動する時に電車賃を気にする人って多いと思いますが、電車移動で気を付けないといけないのは周遊券と交通系IC区間の把握です。
例えば今回の旅程は長野県を移動するので、信州ワンデーパスというのが使えます。
引用:JR東日本
この切符を使えば長野県内の電車がほぼ乗り放題になるので、電車賃を1円でも節約したい人にとっては是非とも使っていきたい切符です。
ただし、使う時の注意点がいくつかあります。
1つ目に常に販売しているとは限らない事です。
切符にもよりますが、こういった乗り放題パスは期間限定のものがけっこう多いので、自分が旅行する期間と販売時期が重なっているのかは最低限調べておきましょう。
周遊パスは場合によっては損をする
2つ目に必ずおトクになるわけじゃないという事です。
例えば今回の旅程では4つの駅に行きますが、それぞれの電車賃はこんな感じになりました。
小淵沢駅~下諏訪駅:594円
下諏訪駅~北伊那市駅:590円
北伊那市駅~松本駅:990円
松本駅~長野駅:1170円
合計:3,344円
信州ワンデーパスは2,860円(2021年3月現在)なので、これだけ見ればおトクに廻れるように感じるかもしれませんが、この切符は1日限定です。
僕は茅ヶ崎駅からスタートする関係上、全てを1日で周るのは不可能だったので最低でも2日かかる計算になります。
その場合信州ワンデーパスももう1枚必要になるので、3,344円×2=6,688円になります。
こういった周遊券や割引切符は「買えば絶対におトクになる!」というのではなく、自分が移動する旅程と照らし合わせて初めておトクになるので、そこのところを意識して使うようにしてください。
交通系ICが使えない場合も・・・
日常的にSuicaやPASMOを使っている人は多いと思いますが、日本全国くまなく使えるわけでは無いです。
例えば「入場する時はSuicaで入れるけど、出る時は切符じゃないとダメ!」なんて駅もあります。
長野県も下諏訪駅~北伊那市駅に向かう飯田線や、松本駅~長野駅の間は交通系ICが使えないので、その区間は切符を買わないといけません。
もちろんSuicaで入場しても清算してくれますが、駅員さんを挟まないといけなくなって非常に面倒になります。
覚えておいて損はないですね。
余裕があればバスの時刻も確認しておく
電車で移動といっても、駅から遠い場所に観光地がある場合も少なくありません。
今回の例だと高遠城址公園がそうですね。
高遠城址公園の最寄り駅は北伊那駅ですが、そこから高遠城址公園までは歩いて2時間かかるので必然的にバスを使います。
バスを使うという事はバスの時刻も必然的に考慮する必要があります。
ここがちょっと厄介なところで、電車とバスの到着時間を考慮しないとバスを待つために1時間待つなんてことは十分ありえます。
というか僕は電車の乗り換えをミスった事も関係してバスに間に合わいませんでした・・・。
特に郊外になってくるとバスを待つとしても周囲には何もない事も多いですし、電車でUターンしようにも電車の本数も少ないので最悪詰みます。
なのでしっかりとバスの時刻も把握するようにしておきましょう。
タクシーは最後の手段
ちなみにバスじゃなくてタクシーを使うという手もありますが、個人的にはオススメしません。
理由は高いからですね。
僕も高遠城址公園に行く時にバスに乗れなくてタクシーで向かったんですが、バスで500円程度で済む交通費が4,000円にまで膨れ上がりました。
この差額3,500円です。こんなの安い宿だったら1泊できますよ。。。
よほど金銭的に余裕があったり、バスが嫌いというのがなければタクシーを使うのはあまりオススメしません。
ただしタクシーの運転手さんは歩くガイドブックみたいな存在なので、街中の観光や美味しいお店を探すのには最適ですし、
タクシーを貸切ってしまえば場合によってはおトクになるかもしれないので、自分の旅行する範囲と照らし合わせながら使ってみてください。
最終日はお金が掛かっても一気に帰る
個人的にこれが1番重要だと思っています。
旅行って遠くに行けば行くほど、帰るのが面倒になるんですよね。
これは「楽しくて帰りたくな~い」的な事ではなくて、ほんとに面倒なんです。
初日付近は3~4時間の電車移動も別に苦ではないんですが、最終日に近づくにつれて疲れが溜まってくるので、行きと同じように3~4時間の電車なんて正直乗ってられません。
僕は旅行が終わったら1分でも早く家に帰りたいですし、ほんの少しでも快適に帰りたい人間なんです。
なので、帰る時は基本的には飛行機や深夜バス、新幹線を使って一気に帰るようにしています。
もちろんこの方法は電車のみの移動に比べると確実にお金が掛かりますが、僕的にはそれ相応の価値があるとマジで思っています。
それだけ重要なんですよ。
最終的な旅工程
今まで紹介してきた内容を頭の中でゴチャゴチャにして考えた結果、
茅ヶ崎駅から善光寺駅までは電車で行って、帰りは長野駅から深夜バスで神奈川県に帰ってくる
という工程になりました。
これでたしか交通費1万円ぐらいだったと思います。
もちろん人によってはもっと効率のいいルートや節約ができるかもしれませんが、まあそこら辺は経験値でしょうね。。。
特に旅行系のTwitterアカウントとかを見ていると「なんでそんなこと知ってんだよ?」って思えるような情報を持っている人が多いので、SNSのアカウントを持っている人はフォロワーさんに聞くのも一つの手ですね。
人間だれでも教えたがりなので、余程嫌われていない限りは教えてくれるはずですよ。
まとめ
以上で僕なりの長距離旅行のルート決めの紹介はおわりです。
正直今回の僕の方法が最適だと思っていませんし、まだまだ改善の余地もあります。
なので今回紹介した内容はあくまで参考程度にとどめてもらえるとありがたいです。
以上で本記事は終わりです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。